経カテーテル弁評価技術班

経カテーテル大動脈弁の加速耐久試験装置の開発

経カテーテル大動脈弁の耐久性は5年相当までしか明らかになっていません。  当研究室では生体内の20倍の速さで試験可能かつ弁葉に作用する荷重が計測可能な加速耐久試験装置を開発することで、人の体内よりも、早く、定量的な耐久性の評価を実施しています。

     

経カテーテル大動脈弁留置後のバルサルバ洞内の血流の可視化

経カテーテル大動脈弁留置後の合併症として血栓症が問題となっています。  当研究室では、冠循環を模擬した拍動循環回路を開発し、粒子イメージ流速計測法によって、生体に近い環境でのバルサルバ洞内の血流を可視化することで、留置方法等が血栓性に与える影響を定量的に評価します。

   

断層粒子画像速度測定法を用いた小口径血管モデルに生じるひずみ分布の計測

カテーテル治療において、手技やデバイスの違いが血管系に及ぼす影響を実験的に評価することが重要です。  当研究室では、断層粒子画像速度測定法を用いて3次元ひずみ分布を実験的に計測する手法を開発し、従来までの計測法にはない、高時間分解能で動的変形時の弾性体の三次元ひずみを計測可能な計測技術を開発しています。