共同大学院4年で山口大学大学院器官病態内科学准教授の岡村誉之先生の論文がScientific Reportsに掲載されました

2023年08月18日
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共同大学院4年で山口大学大学院器官病態内科学准教授の岡村誉之先生の論文「Importance of optimal rewiring guided by 3‑dimensional optical frequency domain imaging during double‑kissing culotte stenting demonstrated through a novel bench model」がScientific Reportsに掲載されました。 心臓の収縮・拡張に伴う左冠動脈主幹部 の動きを模した試験システム、および、日本人の左主幹部分岐部血管の形態を模した分岐 血管モデルを用い、DK-Culotte法を用いて血管造影像下でステントを留置するのと比較して3次元光干渉断層像ガイドを加えてステント留置した方が、最小ステント拡張面積を左前下行枝入口部で有意に大きくでき、ステントの血管壁への不完全圧着を減らせることを示した研究です。左冠動脈主幹部で前下行枝と回旋枝の両側に病変があり治療が必要な患者さんに対する2つのステントを用いた治療成績には限界があることが報告されており、本研究は、より安全な治療を患者さん以外の実臨床を模した試験システムで評価し、有効な治療法を探索した研究であり、今後の臨床での評価が期待されます。

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https://doi.org/10.1038/s41598-023-40606-7