共同大学院博士課程の池原大烈さんの論文「Comparison of Long-Term Outcomes Between Second-Generation Single Long Stents and Overlapping Stents for Long-Diffuse Coronary Artery Disease ― Systematic Review and Meta-Analysis ―」がCirculation Reports, 2025(https://doi.org/10.1253/circrep.CR-25-0075)に掲載されました。
本研究では、長いびまん性冠動脈病変に対する治療として、「1本の長いステント(SLS)」と「複数のステントを重ねる方法(OLS)」の長期予後を、第二世代以降の薬剤溶出型ステントによる治療報告について、システマティックレビューとメタアナリシスを行い比較しました。過去の5つの研究(計2,756例)を解析した結果、主要な心血管イベントや再治療率に差はありませんでした。心筋梗塞の発生はSLS群で少なく、また、SLSは造影剤使用量が少なく、ステントも短くなる傾向がありました。これらより、最新の薬剤溶出ステントを用いた場合、長いびまん性冠動脈病変の治療において、ステントの重なりは予後に大きく影響しない可能性が示されました。
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共同大学院博士課程の池原大烈さんの論文がCirculation Reportsに掲載されました
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