レギュラトリーサイエンス学会誌へ掲載

共同大学院博士課程の鈴木裕之さんの論文「An Investigation of Post-Market Early-Stage Research Designs Between Two Generations of da Vinci and Versius : Focus on Prospective Studies and Adverse Event Analysis」がRegulatory Science of Medical Products, 15(2), 95-106, 2025に掲載されました。
本研究は、ロボット支援手術に用いられる治療用医療機器の臨床試験デザインの質の変化を明らかにするため、da Vinci（2000–2004年）とVersius（2019–2024年）を対象に比較分析を行いました。Versiusでは、前向き研究や有害事象分析の実施率が有意に高く、より早期からエビデンスレベル3以上の研究が報告されていました。
本研究は、ロボット支援手術においては技術のみならず人的要因を含めた多角的な評価が 重要であること、そしてそれに基づいた臨床試験デザインが、安全性と有効性の評価において不可欠であることを示しました。

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