Annals of Thoracic Surgery short reportsに掲載されました

2025年09月18日
論文
東京慈恵会医科大学心臓外科の星野理先生、國原孝先生、早稲田大学理工学術院総合研究所高田淳平先生、岩﨑清隆教授らの共同研究「Does intercommissural distance shortening in bicuspid aortic valve repair improve valve opening area?」がAnnals of Thoracic Surgery short reportsに掲載されました。
本研究は、二尖弁修復術において交連間距離を短縮することで弁尖の張力を緩和し、弁開放を改善できるかを拍動流シミュレーターで検証しました。こう連間距離の短縮により平均圧格差・最大圧格差は有意に低下し、大動脈弁口面積は拡大しました。特に24 mmおよび22 mmで効果が顕著でしたが、過度の短縮では効果が頭打ちとなりました。対称的な二尖弁修復において、交連間距離の短縮は狭窄リスク軽減に有効な手法であることが本研究から示され、今後臨床での評価が期待されます。

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